(1978.5.25)
(1978.9.5)
(1979.1.21)
(1979.4.21)
(1980.4.21)
(1981.1.21)
(1982.2.21)
(1982.5.21)
(1982.9.21)
(1986.4.5)
~石川ひとみ
前回の予告どおり今回は石川ひとみをシングルから厳選してお送りしま~す^^
以前ここではアイドルカヴァーシリーズで「まちぶせ」「三枚の写真」を(←クリックで記事にジャンプします)、いる分家『音楽でくつろいでますか?』ではアルバム『まちぶせ』をピックアップしていますが、どちらでも絶賛している彼女の歌唱力はいったい…みなさんにはどう感じられるでしょうか?
石川ひとみという人は1978年デビューで、この年「右向け右」「くるみ割り人形」の2曲をリリースしていますが全体的にアイドル不遇の年で、この年にデビューしたアイドルで1番売れたアイドルは石野真子でした
アイドル不毛だった要因はニューミュージックが台頭し始めており、その年の日本レコード大賞新人賞を獲った渡辺真知子をはじめ中島みゆき・庄野真代・原田真二からサーカスなど…ある意味節目になる年だったと言えるでしょう
そんな中でも日本レコード大賞に輝いたのはピンク・レディー「UFO」だったわけですから、いかにピンク・レディーの勢いが凄かったかもわかりますね
さて、肝心の石川ひとみですが、彼女はアイドルとしてはやや遅いデビューで、17歳のときにフジ系『君こそスターだ!』でチャンピオンになり高校卒業後の19歳でデビューします
このデビュー時にちょっとしたエピソードがあり、本人のコメントを転記しますね^^
この年(1978年)の3月に18歳で上京して、5月にこの曲で歌手デビューしました。でも、私は直前までデビューが決まってることを知らなかったんですよ。だから、この曲の譜面を渡された時、練習用のオリジナル曲なんだと思ってて(笑)、レコーディングももちろん初めての経験だったんですけど、それも練習でやってるんだと思ってました。その後、「ひとみちゃんは「右向け右」と「ピピッと第六感」のどっちがいい?」って聞かれて「ええっ!デビュー曲だったの?」って(笑)。その時は「右向け右」がいいって答えたと思います。「ピピッと第六感」は、ちょっと私には可愛過ぎるかな、と思ってましたから。ジャケット写真も、何の撮影かわからないまま「笑いなさいっていわれるけど、なかなか笑えないなぁ」(笑)なんて感じで撮られた写真です。
ってな話だから、このデビュー曲を聴くだけでも彼女の歌唱力は十分にわかりますね
2ndシングルの「くるみ割り人形」の方が売れたような気がしますが、おいらはデビューシングル「右向け右」の方が好きかなぁ~
彼女の歌の良さは声に芯があるところで、めっちゃ詞を大事にしてるあたりはアイドルの中ではなかなかいないタイプです
そういう部分が認められたのか、3rdシングルからは曲風がやや落ち着いて行きます
その最初が西島三重子作曲の「あざやかな微笑」で、おそらくこれをきっかけに西島三重子の曲を度々歌うことになります
ただ、急に大人っぽい曲調になったことには戸惑っていたみたいです
続く4thシングルが谷山浩子からの提供曲「ひとりぼっちのサーカス」で、さすがに本人曰く「自分にない部分で、詞の意味はよくわからないので、メロディーラインで音楽として歌った」と言っているほどですね^^そしてこの歌詞の中の「飲みかけのワイン」の部分は「汚れた灰皿」というのを差し替えたらしいです
谷山浩子を知っている方なら、この曲が彼女らしい曲だと思えるようなメロディーですよ~
ところが…このあとNHK系『プリンプリン物語』の主役プリンプリン役(声)に抜擢され、主題歌も歌っていたのでこの5枚目から7枚目はまた明るいアイドルっぽいサウンドに戻ります
そして、8枚目の「オリーブの栞」で大人っぽいものになりますが、このシングルのB面の「空色のフォトグラフ」が好きなんですよ~
歌手活動に見切りをつける決心までしていた「まちぶせ」でのブレイクで彼女の人気は急上昇でしたが、これらの初期の大人っぽい雰囲気の曲はもう既に彼女の実力を証明していたと思います
でも、やっぱり話題性って必要なんでしょうね~難しい世界です(^_^;)
で、その「まちぶせ」の直前の10枚目「夢番地一丁目」です
おいらの感覚ではこの曲が彼女の歌手としての節目だと思ってます
アイドルっぽいものから大人っぽいものまでを既に歌いこなしてきた彼女に、1番合ってるトーンがこの曲で定まったような気がするんです
明るいんだけど、アイドルアイドルしてない感じの曲…これが彼女には1番合ってる気がします
そしてその最たるものが14枚目の「君は輝いて 天使にみえた」です
明るいメロディーの曲では1番好きなんですよね~^^
彼女の声は、ベタですが、元気がもらえる声だからこの曲は何だかほのぼのしてしまいます
順序が前後しましたが、その前13枚目の「ひとりじめ」は「まちぶせ」「三枚の写真」と合わせて三部作と見ているんですが、やはり「まちぶせ」大ヒットの影響は大きく、しっとり系のものが続いたわけです
三木聖子のカヴァーを2曲、そしてN.S.Pの天野滋さんの曲と続き、切ない女性の気持ちを歌い続けることになりました…これはこれでええんやけどね^^
そして再び西島三重子さんの「冬のかもめ」です
「あざやかな微笑」も「冬のかもめ」もまさに西島三重子ワールド(2曲とも作曲のみ)です
特に「冬のかもめ」は西島三重子さん自身も歌っていて、どちらのヴァージョンも好きなんですが、いずれ彼女を取り上げたときに聴いてもらおうと思います
「池上線」ならもう既に取り上げましたけどね(^^ゞ
で、やっと最後の曲、23枚目の「秘密の森」は旦那様である山田直毅さんの作曲・編曲によるものです
ただ、おいらが好きなのはB面の「KA・KU・RE・N・BO」なんですけどね^^
後期はちょっと傾向も変わって不思議な感じのものもあったりして、シンガーとして幅も広がりましたがセールス的にはもう下火になってしまっていました
多くの方がご存知のように、彼女はこのシングルリリースから約1年後にB型肝炎を発症してしまい引退か…と残念に思っていましたが、翌年に復帰し、今ではフォークソングや海外Popsのカヴァーなどを中心にアコギまで持って好きな音楽をやっている感じです
もう50歳になったプリンセスプリンプリンやけど、声のトーンはほとんど変わっていない…
岩崎宏美と並んで、この石川ひとみはおいらにとって70年代ではトップレベルの歌の巧いアイドルの1・2やなぁ~(^^♪
追加しました(*^^)v
mickさんのコメントにあった涙の紅白歌合戦です
それだけ紅白に出るのが歌手としての名誉だった時代ですね
でも今は…いや、みなまで申すまい…(^_^;)
♪ まちぶせ
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