~陰陽座
曲名をクリックで聴けますよ~^^
昨年11月にリリースされた陰陽座の最新アルバム『金剛九尾』です
おいらが陰陽座の存在を知ってから8年になりますが、この8年の間に身の周りで彼らを知っている人は皆無でした
もしも今でもバンド活動をしていればそんなこともなかったんやろけど、何しろそっちからも随分離れているし、音楽方面で多大な影響を与えてしまったおいらの教え子ですらやっぱり知らなかった…
ところが!前回チラッと書いたように、今年の8月に行っていた現場の主任さんが彼らの大ファンだったのです!
おいらは機械に乗っているときiPodをしているんですが、休憩時間間際に「何を聴いてはるんですか?」と聞かれたんですね
おいらは「まあ、いろいろ何でも聴いてるんですけど…」と答えたんですが、ここからハードロック系の話になり、おいらが陰陽座に1番ハマっていると口にしたら、何と!この主任さんも好きだって言うじゃないですかぁ~
これには驚きを隠せず、音楽談義に華が咲いてしまったわけです
おまけにライヴDVDも全部持ってるという話なので、現場にいる間に全部借りちゃいました^^
この主任さん、年齢はおいらより1つだけ下で、まさに同世代…しかもギタリストで今でも現役だということで、話が合う合う~笑
このときは仕事をもらえたことよりも、音楽の方の収穫が何より嬉しかったおいらでした
そんな彼が陰陽座で今1番好きなのは5thアルバム『鳳翼麟瞳』で、曲では「鳳翼天翔」だそうです
さて、余談が長くなりましたが、今回の曲紹介に行きましょう
※ それぞれの曲にその曲に相当する音楽的ジャンル・タイプを( )で示しています
聴く上での参考にしてください
「蒼き独眼」 (ハードロック)
シングルリリースされている曲なんですが、この曲はパチンコCR戦国乱舞大当たりラウンド曲として使用されているものです
先日近所の業務用スーパーに行ったとき有線から流れているのを聞いてちょっと驚きましたが、そういったことも踏まえて結構聴きやすい軽めのハードロックです
「十六夜の雨」(ハードロック)
かなりお気に入りの曲で、緩急のあるギターフレーズとヴォーカルのメロディーが最高です
Aメロ⇒Bメロ⇒サビの流れがドラマチックで徐々に盛り上がっていく感じとそれを巧く歌い上げていく黒猫ちゃんのヴォーカルが絶品です
あと、ドラムパートでバスドラのリズムが妙味なんですが、バンド経験者以外の方には気づいてもらいにくいかな?
演奏面での派手さも特にない曲だけれど、おいらの陰陽座TOP10に入れられる秀作と言えるでしょう^^
ちなみにおいらの携帯のオカンからの着メロ(着信)になっています(f*^_^)
「小袖の手」(ロック歌謡?)
この曲も派手さはありませんが、アルバムを通して招鬼さんのギターがエッセンスになっているのが印象的です
狩姦さんのテクニックよりも招鬼さんの味のあるフレーズがこの曲はもちろん、アルバムの良さをグッと引き出していますね
派手さはなくとも味のある曲…これが目立つアルバムになったことでますます陰陽座のすごさを思い知らされました
「相剋」(ハードロック)
この曲もシングルリリースされていますが、曲の良さもさながら、歌詞に「えっ?!」と思わされました
良き こと 聞く…1コーラス目
斧(よき) 琴(こと) 菊(きく)…2コーラス目
憂き こと 聞け…リフレイン
おいらは1コーラス目の「よき こと きく」を聴いた段階で
ん?犬神家の一族???
と思ったんですが、まぁ何てことはない、ニンテンドーDSソフト「犬神家の一族」オープニングテーマなんです
ただこのフレーズを違和感なく使っている上に韻を踏んで3回使い分けているところはさすが瞬火さん!
で、
「慟哭」(バラード)
こちらがそのエンディングテーマになるわけですが…
歌詞の出だしをちょっと抜粋しましょう
せめてあと一度(ひとたび) 最期に顔を見せて
別離(わかれ)を告げる台詞(ことば)は 彼岸に捨て逝く
この1フレーズを聴くとめっちゃノーマルなバラードやなぁ~って思えるんやけど、そのあと…
責めて狂愚の沙汰 歪んだ愛の骸(むくろ)
我が身は罪の畳(たた)まり 泪(なみだ)は嘘になる
「狂愚の沙汰」とか「愛の骸」ですからねぇ~急に本来のおどろおどろしさが出てきます(笑)
ただ美しいメロディーのバラードには変わりないわけで、陰陽座のバラードにはハズレがないです
これも黒猫ちゃんの美声ゆえなんでしょうねぇ~
「組曲 「九尾」~玉藻前」(ロック歌謡)
「十六夜の雨」と同じくらいに好きな曲です
何よりイントロからあるギターのリフが大好きで、何度か出てくるこのフレーズは12弦を使っているんです
ライヴの映像を見てみると招鬼さんがSGのダブルネックを使ってました
初めて聴き始めた頃はこのフレーズを巧く歌えなかったんですが、よくよく聴いてみると同じリズムが繰り返されていたので簡単だったりするんですよね(;^_^ A
そして歌詞の中に好きなところがあるんですよね~
それはサビのリフレイン部分ラストの
接吻(くちづけ)より噛んで 千切(ちぎ)れる迄
鳥羽玉(ぬばたま)より黒く 汚(けが)れる迄 融け合う
この曲ってめっちゃ情熱的な曲なんですよね~
狂おしいほど求める女性の感情が歌われています
ただ、陰陽座の歌詞は全体的にそうなんですが非常に難解なので、古文や説話などに詳しくないと辛いです(;^_^ A
あ…ちなみにこの曲はおいらの携帯のオカンからのメール着メロです
これで一応陰陽座の10枚のアルバムレビューが終わりましたが、最初の2枚については追加記事をいずれ書きたいと思っていますのでそのときはまたよろしくです
次回は…シェリーかな?じゃあまったねぇ~(^^♪
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