Crazy 音 遊

一味違う日本のハードロックバンドPart.1

『Beat of Metal Motion』(1984)より

♪ Too Late to Turn Back

♪ Mask of Flesh (Masquerade)

　

『Cyclone』(1985)より

♪ Hurricane

♪ Love Walks

♪ Siren Song

　　　　　　　　　　　　　　　～VOW WOW

　

紹介したいと思いつつもなかなか記事に出来なかったのがこのVOW WOWでした

というのも、元々持っていたCDを学生時代に売ってしまい、再発・復刻が多い近年それが長い間実現されず、さらにはレンタル等でもあんまり見かけないため曲が手元になかったのが理由でした

幸いBox版がリリースされたのをきっかけに単品での復刻も叶い、ようやく入手出来たので晴れて今回の記事を書くに至った次第です

VOW WOWをよくご存知の方でCDをこれから買おうと思っている方においらから一言！

もしもまだBox版が入手可能だとしても、ライヴアルバムである『Hard Rock Night』はオリジナルよりも数曲カットされているので気をつけてください

　

さて、2回に渡ってお送りする予定のVOW WOWですが、ここでは最初の2枚からご紹介します＾＾

オーソドックスなロックだったBOW WOWからハードロックのVOW WOWになって、最初の大ブレイクは3枚目の『Vow Wow III』であり、1枚目である『Beat of Metal Motion』はとても影の薄いアルバムのような気がします

しかし、いまだにおいらが彼らの曲で最も好きなものはこのアルバム中の2曲である｢Too Late to Turn Back｣と「Mask of Flesh(Masquarade)」なのです

新生VOW WOWは新加入のリードヴォーカル人見元基と、サポートメンバーから正式メンバーとなったキーボードの厚見玲衣の参加が最大のポイントとなります

パワフルなヴォーカルと日本のバンドハードロック系バンドには少なかった強く押し出されるシンセサイザーは彼らの強い個性となったものの、やや玄人好みなサウンドを作り過ぎたためなのか、プロモーションの問題だったのかセールス的にはイマイチでした

この2枚のアルバムがリリースされた頃はまだまだジャパメタブーム真っ最中…わかりやすいゴリゴリのサウンドの方がウケたのかも知れない

BOW WOWとVOW WOWを通じて引っ張って来ている山本恭司というギタリストのプレイは巧さでは言うことはないが、インパクトに欠けていたように思います

あくまでおいらの感覚ですが、

　人気＝コピーしたくなるプレイ

だったんじゃないかというのがおいらの持論です

さらにはシンセサイザーが前面に出てしまうことがコピーしたいという気を低下させるのです

何しろバンドをやっていく上でキーボードメンバーを探すのが1番難しいんですわぁ～(;^_^A アセアセ

幸いおいらは高校時代から同級生に巧いキーボーディストに恵まれていたのでこのバンドのコピーも経験しました

しかし、おいらはそのことに関係なくこのバンドが好きでした

それは日本のハードロックシーンになかったものをこのバンドがしていたからです

　

ハードロック界でキーボードによる洗練されたデジタルサウンドが注目され始めたのはおそらくEuropeやPretty Maidsからでしょう

それまではDeep Purpleのようなオルガンを中心としたものや、アナログ・シンセサイザーを多用するプログレッシヴ・ロックがありました

どちらも日本のハードロックバンドにはあまり見られなかったのが現実で、このVOW WOWがそのアナログ→デジタルという時代の流れをうまく渡った気がします

そして、キーボードを正式メンバーに持つハードロックバンドでは彼らと以前記事にした女性ハードロックバンドのSHOW-YAくらいなものです

あ…おいらにはもう1つMAKE-UPがありますけどね＾＾

　

まだ好きな理由があります、リズム隊の素晴らしさです

ベースのキンさんこと佐野賢二&ドラムの新美俊宏は、まだバンドの何たるかがわかっていないおいらにリズム隊の大切さを教えてくれました

大学へ行くまではベースを中心にバンド活動をしていたおいらはこのキンさんのベースをコピーすることがめっちゃ勉強になったと共にベースの楽しさを学んだのです＾＾

　

曲の紹介をほとんどしませんでしたが、1枚目からの2曲はシンセやリズム隊による地味なカッコよさを、2枚目の3局では3枚目に繋がるVOW WOWの持っているポテンシャルの高さを聴いてもらいたいです

ただ1つだけどうしても書いておきたい小ネタがあって…3枚目からの「Love Walks」では東京外大出身で現在高校の英語教員である人見元基が歌詞の中でタイトルの「Love Walks」のフレーズであからさまに

　♪ ラ～ヴ ウォーーークス～

って「クス」をハッキリ発音しているのが耳についてしょうがありません

本来ならもっと軽く発音される気がするんやけど、彼はめっちゃハッキリ発音してるんで…笑

　

さあ、次回もVOW WOWでお送りしますのでよろしくです

今度は曲の紹介中心で書きますねぇ～(^^♪

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今回はヤッさんが主役！

♪ Night Games (Solo Version)

　　　　　　　　　　　　　　　～Graham Bonnet

　

♪ Night Games (Live Version)

　　　　　　　　　　　　　　　～Alcatrazz

　

ブリティッシュ・ヤッさん遂に登場！笑

といっても、Michael Schenker GroupやAlcatrazzそしてImpellitteriとして既に3回彼は記事になっているんですが、主役として登場するのはこれが初めてなわけで、満を持してってところです＾＾

彼はいまだに人気絶大で、ファンからの愛称はもちろんヤッさん(ホンマか？)だったりします

ただ、HR/HMファンは好きなアーティストをルックスも含めて真似るものですが、これだけ人気のあるGraham Bonnetのルックスを真似しているヴォーカリストはほとんど見たことがない…不思議だ(^_^;)

　

さて、肝心な曲の方ですが、このGraham Bonnet然りJoe Lynn Turner然り…Ritchie BlackmoreとYngwie J. Malmsteenに関わった2人は何故かソロではポップになってしまってます

その中でも彼らしい曲とも言える「Night Games」を取り上げてみました

邦題「孤独のナイトゲームズ」はロックバラードとも言われていますが、それなりにパワフルでカッコいい仕上がりになっています

レコーディングメンバーはGuitar:Micky Moody、Bass:Gary Twigg、Keyboard:John Lord、Drum:Cozy Powellと豪華な顔ぶれです

このアルバムは1981年なんですが、初来日した3年後の1984年にAlcatrazzのライヴアルバム『Live Sentence』で披露、度肝を抜かれました

そう、何しろYngwieのプレイがめっちゃすごかったから！

1曲まるまる自由奔放に弾き捲くってるんです

おいらの中でYngwieのプレイBest5に確実に入ります

　

さあここまで読んでいただいた方の中で「あれ？おかしいぞ？この2曲だけ？」と思った方はいらっしゃいますか？

おいらの記事をよく読んでいる人なら絶対に思うでしょう

はい、忘れてませんよ～1983年のあれを～(*^^)v

そうですねぇ～、この曲は日本でも西城秀樹にカヴァ－されました

　

♪ ナイトゲームス～西城秀樹

　

この西城秀樹ヴァージョン、カッコええといえばカッコええんやけど、原曲を知っている者にとっては「何で洋楽ロックを日本語で歌うとこんなにしショボくなるんやろ？」って気持ちにさせられたはずです

もしもオリジナルだったら普通にカッコええなぁ～って思えるのに不思議です＾＾

西城秀樹はこの曲以外にも数曲洋楽のカヴァーを歌っていますが、何だかんだ言ってもこの「ナイトゲームス」が1番合ってたりするんですけどね(^^ゞ

　

今回は〈続き〉にYou Tubeの動画も貼っておきますので楽しんでくださいね～(^^♪

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じゃあ今度は荻野目ちゃんで行きましょかぁ～

1979年

♪ ザ・あれからいちねん

(キャンディーズメドレー)

♪ ありがとうパパ

1984年

♪ 未来航海-Sailing-

　

　

1985年

♪ ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)

1993年

♪ 夢見るPLANET

　　　　　　　　　　　　　　　～荻野目洋子

　

前回の河合その子の中でプチ予告した荻野目洋子を今回は取り上げましょう

以前から彼女の記事も書くチャンスをうかがっていたのですが、ええきっかけが出来たもんです＾＾

彼女の出現は人によって違った時期で記憶されていると思うのですが、それは次の4通りかな？

• 1979年　小学生時代に3人組のユニットミルクとして(←おいらはこのとき(^^ゞ)
• 1983年　あだち充原作のアニメ『みゆき』で若松みゆきの声として
• 1984年　「未来航海 -Sailing-」で歌手デビュー
• 1985年　大ヒット曲「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」によるブレイク

ってな感じに分けられると思います

ただ下の3つは1年ずつのずれなので大した違いはないのですが、おいらも知らなかった

• 1977年　姉・荻野目慶子出演がきっかけで映画『獄門島』の回想シーンに出演

から知っていた人…というか注目していた人がいたなら脱帽です～笑

さて、当時小学生5年生だったミルク時代なんですが、実はおいら何を思ったのかファンレターを書いたんです(^_^;)

で、何と！このファンレターの返事が返って来たのです～(*^^)v

まだ小学生6年生だったおいらは可愛いもので、この返事がビックリ&うれしかったなぁ～

残念ながらこの返事は今残っているかどうかも定かではないのですが、3人が一言ずつ直筆のコメントをつけてくれて、3人それぞれの生写真が同封されていました

そしてその後彼女がソロデビューしてからはファンクラブからのDMが来てましたねぇ～

今回のミルク時代の音源はちゃんとCDであるのですが、ジャケットを載せてある「リトルキッス」がないのが残念！

この曲の音源が欲しいのになぁ～

しょうがないからひとまずYou Tubeの映像で乗せておきましょう

♪ リトルキッス

正直歌は巧かったよなぁ～

でも小学生とはいえ、このいかにも安上がりな衣装がちょっと笑えますな…

センターの大森絹子はのちにソロで歌っていましたが、左の小畑和美は不明…

　

で、その後の展開がどうなるのかと思っていたら、意外にも西友…じゃなくて、声優デビュー！

これには意表を突かれました

当時あだち充の作品はよく読んでいたので

　「へぇ~っ！『みゆき』がアニメ化するんやぁ～…

　えっ？！若松みゆきの声が荻野目洋子？？？

　え゛～～～っ！！！」

そんな感じでしたわぁ～笑

この流れで当たり前のようにレコードデビュー、翌年末の7枚目のシングル「ダンシング・ヒーロー」で大ブレイクとなるわけですねぇ～

「夢見るPLANET」は知る人ぞ知る…フジ系「ウゴウゴ・ルーガ」の中のキャラクターPLANETちゃんの声を担当していたので、番組エンディングになっていた曲です

おいらこの番組にめっちゃハマってしまっていて、大学の後輩たちに広めていたくらいです～爆

そうそう、ブレイク前の安室奈美恵もウサギの着ぐるみ着て鈴木蘭々と一緒に出てました＾＾

彼女は案外ドラマ出演は少なく、むしろ意外ともいえるフジ系『とんねるずのみなさんのおかげです』でのコント「貧乏家の人々」の印象が強かったりします

　

今は三姉妹の母親として頑張っている荻野目ちゃんですが、結構いろいろやってるんですよね～

みなさんはどの辺りから知っていましたか？

　

次回は石川秀美でも伊藤つかさでもないですが、お楽しみにね～(^^♪

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意外な復帰？

シングル(1986)

♪ 青いスタスィオン

　

シングル(1986)

♪ 悲しい夜を止めて

　

　

　

シングル(1987)

♪ JESSY

　

おニャン子クラブのアルバム『Circle』(1987)より

♪ プリズム

　

　

　

シングル(1987)

♪ 夢から醒めた天使

　

アルバム『Colors』(1988)より

♪ さよならBackstage Kiss

♪ 雨のメモランダム

　

　

アルバム『Dancin' In The Light』(1989)より

♪ Libra

♪ 生まれたままの風

　

アルバム『Replica』(1990)より

♪ 夜明けをほどいて

　　　　　　　　　　　　　　　～河合その子

　

4月になりましたねぇ～

みなさんの地域でも桜は綺麗に咲いていますか？

おいらの近所でも淡いピンクをあちこちで目にすることが出来ます

　

さて、最近流れるようになった資生堂「IN&ON」のCMを見ましたか？

↓↓↓これですよ～＾＾

この動画は4人揃ったもの+4人それぞれのepisodeの計5本があってお徳ですね～笑

この4人を見ているとデビュー時期から考えると早い方から

伊藤つかさ(1973)→荻野目洋子(1979)→薬丸(石川)秀美(1982)→河合その子(1985)

(公表では荻野目洋子は1983年もしくは1984年とされる場合もありますが…また後日＾＾)

なんですが…実際、年齢では若い方から

荻野目洋子(1968)→伊藤つかさ(1967)→薬丸(石川)秀美(1966)→河合その子(1965)

なんですよね

しかし河合その子は相変わらず可愛い～～～(*^_^*)

そしてその河合その子が今回の主役です！

　

ところで彼女はおニャン子クラブとしてデビューしてしまったため、どうしてもブリブリのアイドル的イメージが付いてしまっていて、おニャン子を卒業後の活動はあまり印象に残っていない方がほとんどだと思いますが、おニャン子在籍中の『Circle』というアルバムで自ら作曲した「プリズム」と言う曲を発表し、アーティストとしての片鱗を見せていたのです

何を隠そう彼女の芸能界入りのきっかけは、CBS主催で行われた楽器演奏が条件のオーディションでの準優勝でした

おいらは「プリズム」を高く評価していて彼女のことをアイドルではなくアーティストとして、シンガーとして改めて好きになりました

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

↑↑↑お気に入りの1枚…うんうん、可愛い～～～(*^_^*)

　

ただ1回だけ行ったライヴは東京にいた頃で、MZA有明へ1人で行きました

このライヴが実質彼女のラストライヴになったものでした

今でも愛聴している彼女の曲を10曲厳選しました

「プリズム」「Libra」「生まれたままの風」「夜明けをほどいて」の4曲は彼女の作曲です

CMで意外な復帰をしてくれたおかげで記事を書くきっかけが出来ました

今でも可愛い河合その子さま…おおきに～(^^♪

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