~陰陽座
ありゃりゃ~ついにPart.5だわさ~笑
今回はアルバム『夢幻泡影』とシングル『睡(ねむり)』からのご紹介です
見事にまで一貫したコンセプトを貫き、それでいて毎回飽きさせない高い完成度を誇る陰陽座…
ファンの中にもそうでない人にもアルバムによって評価は賛否両論だったりしますが、おいらは満足していますねぇ~
確かに一貫しているだけに似たような曲があると言えなくもないけど、似ていても完成度の高さで相殺されてしまうだけのものばかりです
さて、Part.5になった今、これまでの4回で陰陽座がどんなバンドで、どんな楽曲を作っているかはだいたいわかっていただいていると思います
そして世間的にも前作『鳳翼麟瞳』がオリコンチャートにランクインし始めることから証明されています
売れ出すと微妙につまらなくなっていくのがロックバンドの典型的な傾向ですが、彼らは今でも変わらない陰陽座の世界観を繰り広げています
いや、むしろより高いところを目指し始めているかも知れません…
そういった真価を問われたのがこの『夢幻泡影』だった気がします
では曲の紹介に行きますが、この6曲に絞り込むまで随分悩みましたが、その分解説にも力を入れて行きたいと思います
※ それぞれの曲にその曲に相当する音楽的ジャンル・タイプを( )で示しています
聴く上での参考にしてください
「夢幻」(プログレッシヴロック インスト)
オープニングで、インストつまり「インストゥルメンタル」と表現しているわけですが、歌が入っています^^
ただこの曲の後半にワンコーラス?ある黒猫ちゃんのヴォーカルは楽器といってもいいくらい心地よいです
ベースラインの重さとギターフレーズの美しさが妙味で浜田麻里嬢が似たようなことをやっていました
「邪魅の抱擁」(スピードメタル)
イントロから狩姦さんのテク炸裂!
いわゆるスイープピッキングを使ったフレーズで、あのYngwie Malmsteenによってギタリストにとって難易度の高いプレイとして浸透したものです
ソロの終盤と曲のエンディングでも炸裂します
ソロでは速弾きフレーズで押し捲るまさにギターキッズのための1曲です
ヴォーカル面ではサビでハモりではなくまさにツインヴォーカルやなぁ~ってところがありますよ~^^
「睡(ねむり)」(ハードポップ)
サウンド的にはハードですがメロディーは比較的ポップなので入りやすい曲で、シングルとしてリリースされたものだけに納得^^
2コーラス終了後の間奏では変拍子が入り、ギターソロ前半は招鬼さんらしいソロが聴けますよ~
メインになるイントロフレーズは往年のジャパメタを髣髴させるノリのいい曲です
「鼓動」(ガールズポップ ヴィジュアル系ロック)
時折ある典型的なポップナンバーです
黒猫ちゃんもパートはガールズポップで瞬火さんのパートはヴィジュアル系ロックなメロディー…
で、黒猫ちゃんパートの歌詞はちょっと面白いですね
1コーラス目には『徒然草』?と思わせるもの、2コーラス目には『雨ニモ負ケズ』?を思わせるような春夏秋冬・東西南北で韻を踏んだような歌詞になっています
シングル『睡』のカップリングになっているのでこのシングルは一般受けしやすそうな1枚に仕上がっているってことですね~^^
「輪入道」(演歌・民謡調 スラッシュメタル プログレッシヴ・ロック)
前回掲載した黒猫ちゃんのInterview映像の中で語っていた「演歌っぽく」と瞬火さんに言われたのはこの曲のことなんですねぇ~
ハードなサウンドにこの演歌調のヴォーカル…サビは瞬火さんの叙情的なヴォーカル、そしてソロ前には黒猫ちゃんのしっとりとした歌い上げ…と、まぁ面白い曲になっていますが、間奏部分も味があって、ちょっとKing Crimsonを思わせるフレーズがあり、そのあと三たびヴォーカルの違った展開が聴けます
「何なんだ、このバンドは!」そんな風に感心したり、呆れたり、笑ったり出来る傑作と言えるでしょう
「夢虫」(アコースティック)
オルゴールの曲にピッタリ!そんな感じの曲です
この曲のアコースティックフレーズは部分的にX JAPANの「Voiceless Screaming」を思わせるところがあります
歌的には子守唄っぽい感じもしますね~
この手の曲を聴く度に黒猫ちゃんの声の良さを感じてしまうおいらです^^
さて、Part5も無事に終了~あとやっぱり2回になりそうですが今月中にPart.7までを終了予定です
そこで一旦通常のランダムな内容にしますが、残りの2枚のアルバムは少し時間を置いて年内には掲載予定です
もしこのブログで陰陽座を気に入った方は先駆けて聴いていただくのもいいかも知れませんね
ではまた次回~(^^♪
♪ 睡~陰陽座
全般的に狩姦さんのギターに目が行ってしまいがちですが、この曲は是非招鬼さんのギタープレイをご覧になってください^^
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